英国・研究機関との連携協定および研修打合せ

平成26年10月10日(金),福島大学は,スコットランド大学連合環境研究センター(SUERC)と連携協定を締結しました。

スコットランド大学連合環境研究センター(SUERC)は,1960 年代の英国ウィンズスケール原子炉火災事故,1970 年代の英国セラフィールド再処理工場からの海洋放出による放射性セシウム汚染,またチェルノブイリ事故によるフォールアウトによる放射性セシウムの挙動研究などにおいて,半世紀以上にわたる貴重な経験と知見を有しています。英国は比較的湿潤な沿岸海洋環境で,かつ地形が起伏を有する点で福島の環境に類似しており,SUERC の知見は本学の環境放射能研究にとって非常に有意義なものとなります。さらに SUERC はグラスゴー大学と密接に関連しており,学生派遣等を通して放射線分野での教育を発展させることができます。

これまでにも,本採択事業のメンバーである山口教授らも SUERC を訪問し実質的な共同研究を進めるとともに,SUERC の手配でセラフィールドの現状視察なども行っています。学生教育においては,本学理工学研究科の院生を 1 ヶ月間SUERC およびグラスゴー大学に滞在させ、指導を行ってもらった実績もあり,連協定締結により研究及び教育の面で今後の更らなる進展が期待されるものと考えております。

media_365455_en 中井学長との調印式の様子

 

本採択事業では,「研究機関との連携に基づく人材育成プログラム実施のための体制強化」の一環として,海外との人材育成プログラムに関する連携を視野に入れています。調印式の後,昼食を兼ねて,今後のSUERCとの協力体制を協議しました。また,学生の人材育成プログラムを1月にSUERCで試行的に実施することと,本採択課題への協力体制について議論しました。平成27年1月19日~29日にかけて,福島大学から2名(共生システム理工学類)からsuercで質量分析装置の研修に行くことを確認しました。

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SUERC所長のEllam氏ら教授陣とのランチミーティングの様子