民間企業による学生教育プログラム(計測技術)の試験的実施を行いました

平成26年11月26日(水) パーキンエルマージャパン(本社:横浜市)において、学生教育プログラム(計測技術)の試験的実施を行いました。参加者は,教員2名,学生15名(大学院生4名,学部生6名,高専生5名)でした。パーキンエルマー社の社員の方々には,早朝より多数の方に関わって頂きまして,厚くお礼申し上げます。福島大学が提案したプログラムは,多機関が学生の教育に参画する伸展型教育プログラムを特徴としています。

DSC_9146-light DSC_9237-light DSC_9312  DSC_9276 DSC_9226  DSC_9218

【概要と目的】

「学生を対象とする人材育成プログラム」として,民間企業による民間ならではの教材を使用して,学生を対象とする人材教育プログラムの試行的実施を行いました。今回,本採択課題の特徴である『計測技術版』に対して,その分析装置の輸入販売を含めた包括的技術開発しているパーキンエルマージャパン様に会場,講師,機材設備の準備をお願いいたしました。普段,分析機器を身近に使用している高専生・大学生・大学院生であっても,その機器の中身や実際の部材は教科書の中でしか見たことがありません。それを講師が実際に分解し,機械の中でイオンや分子がどのように動くのか実際に体験してみることを目的としました。今回,試験的に教育プログラムを組立て・実施するにあたり,以下5項目について重点をおいてプログラム構築をしました。

1) 高専生,大学4年生,ならびに,博士前期課程レベルの学生を対象とした包括的な人材育成プログラムの実施。
2) 多機関と連携して実施する学生教育プログラムの実施。
3) 福島高専生と福島大学との無機イオン分析教育の連携。
4) 民間企業による学生への教育効果が,学内での教育効果に比べてどのような効果が生じるのかの検証。
5) 学生が質量分析計の実機解体を体験することで,精密機構の理解を深めることを目的とし,そのプログラムの達成度・習熟度・難易度等の検証。

【内容】

朝8:30に横浜に集合しました。福島大学の高貝准教授より,事業説明と本採択課題の説明,そして,今回の教育プログラムの位置づけが説明されました。その後,パーキンエルマー社よりあいさつ,会社紹介があり,そのまま,質量分析法,および高周波誘導結合プラズマ質量分析計(ICP-MS)の概要と実際(座学)がありました。

その後,休憩をはさみ,ICP-MSの実機の見学,解体,機構細部の説明をしていただきました。云千万円の分析装置が瞬く間に解体されていき,教科書でしか見たことのないイオン化装置,質量分離部,セル,検出器などの細部構造とそのメカニズムについて説明がありました。昼食・休憩をはさみ,会社内の見学や働く方たちの生の声としてインタビューを行いました。最終的に,レポート・アンケートを記入して, 実施担当者らにおける協議・検証作業の後,散会となりました。